オロイド型撹拌装置の開発の歴史

オロイド試作機
オロイド試作機
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オロイド型撹拌装置開発の歴史

OLOIDソリューション社について

2020年7月1日に、パートナー協力で本技術製品が市場で持続的な地位を占めることを目的設立された。
https://oloid.de/index.php/en/
https://oloid.de/index.php/en/procedures/oloid-as-agitator

  • 1993年にスイス(バーゼル)のOloid AGが設立
  • 2007年にオランダのHortimax BVに製造販売権を継承
  • 2012年に再設立(Technik GmbH、スイス)
  • 2015年にベルリンのalfred rexroth GmbH&Co、KG(Neuguss Group)で生産を統合
  • Technik GmbHの100%後継で、Neuguss Verwaltungsgesellschaft GmbHの一部。

日本での開発の歴史について

2016.4.15にミツヤテック(株)が更なる改良技術を開発して、日本、中国、米国及び欧州特許を取得した。

<関連する主な学術論文>

・奥野武俊他(大阪府立大学)(2002~04年)
 「オロイド翼まわりの流れの可視化」(3報)

・太田嘉治他(ナムテック)(2003年)

 「渦創流機オクタジットの紹介」

・加藤禎人他(名古屋工業大学)(2007年)

 「新型2軸撹拌翼オクタジットの流動特性」

改良技術の背景

先行機の課題(耐久性)の解決にチャレンジ
欠け歯歯車発明
耐久性課題解決
撹拌翼軽量化達成
実証試験実施

オロイド型撹拌装置の特長

特徴① ランニングコストの低減1/35以下

大手醸造会社の既設備に省エネ型撹拌機(先行機)を入れ替えて達成できた電力削減率です。
導入前:エアレーター15kW×1台+11kW×1台
導入後:省エネ型撹拌機(先行機)750W×1台
既説の目的:使用済珪藻土等の汚泥流量調整槽における汚泥の移送混合及び撹拌

オロイド攪拌装置の特徴表
※STMエンジニアリング社の先行機のデータより引用

特長➁ 渦輪発生による撹拌

カヌーなどに使うパドルの運動に似た2軸の回転翼は等速運動にならない。この2軸の翼回転で、渦輪が放出され、少ないエネルギーで遠くまで渦流れを伝える事が可能となる。結果的に少ないエネルギーで撹拌が可能となると考えられた。
=奥野武俊他 可視化情報学会誌  (2002~04年)

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